2)7秒00F以降、トラックマットキーエフェクトをかけて静止画の余分な部分を隠す
トラックマットキーを適用して余分な部分を隠すことは意外と簡単に思い付くのですが、今回のように拡大エフェクトをかけている映像に適用すると、「アレレレッ おかしい!」ということになります。
Premiere Elementsの場合は、ちょっと面倒くさいですが、今回の場合7秒00F~15秒00Fの範囲を一旦ファイルに書き出し、このファイルを読み込んで、元の映像と差し替えてから、トラック マットキーエフェクトをかけます。
①ビデオ2トラックのクリップを選択した後、時間インジケーターを7秒00Fに移動し、「クリップを分割(ハサミ)」ボタンをクリックしてクリップを分割します。
続いて、ワークエリアバーを「7秒00F~15秒00F」に設定します。設定方法は両端の縦棒をドラッグします。
クリップの分割は下記リンクをご覧ください。
ビデオクリップを分割する方法 (Premiere Elements 11)
②ワークエリアバーの範囲ををファイルに書き出します。
「ワークエリアバーの範囲のみ書き出す」にチェックを入れてください。
③先ほど書き出したファイルを読み込み、ビデオ2トラックの分割した右側のクリップと差し替えます。右側のクリップは削除します。
④ビデオ3トラックにタイトルクリップを設定し、時間を「7秒00F~15秒00F」に調整します。
⑤タイトルクリップにトラックマットを描きます。
・時間インジケーターを7秒00Fに移動し、ビデオ2トラックの静止画と同サイズの長方形図形を描きます。色はR=G=B=255の真っ白です。
プログラムモニターのサイズを出来るだけ大きくすると作業しやすいです。一旦描き終わってからサイズを微調整します。
・次に全画面まっ黒(R=G=B=0)の長方形図形を描いて、任意の場所で右クリックし、開いたコンテキストメニューから「アレンジ」→「最背面へ(または背面へ)」を選択します。すると、黒 の長方形図形が背面へ移動し、隠れていた白の長方形図形が表示されます。これで出来上がりです。
次へ続く