こんにちは、m2106h8430さん。
「パンとズームツール」は、残念ながらPremiere Elements 10から採用になったようです。
Adobeの文書「Premiere Pro CS5.5、Premiere Elements 10、Premiere Elements 9 の機能比較」(下記リンク)の「編集ツール」の項をご覧ください。
https://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/multi/7832.html
でも、パンとズームは「パンとズームツール」機能がなくでも作成できますからご安心ください。
ここでは風景画を全景→湖→山と街並みの各画角にパンとズームする方法をPremiere Pro CS5を使用して説明します。
Premiere ProのシーケンスはAVCHD 1080i(60i)、画像サイズはデジカメ撮影の3648×2736pixelです。ズームがある場合、画像サイズは大きいほうが不鮮明になりませんので、極力大きいサイズを使用しましょ う。
パンとズームの時間との関係は、ここでは下図の通りとします。
①画像クリップををタイムラインに配置します。右クリックしてコンテキストメニューを開き「フレームサイズに合わせる」にチェックが入っていたら解除します。
②クリップを選択したまま、エフェクトコントロールパネルを開き、モーションの文字の上またはトランスフォームアイコンをクリックします。
するとプログラムモニターで画像の周囲にバウンディングボックスが表示されます。この時バウンディングボックス全体が見えるようにモニターの拡大率を下げておくと良いです。
③全景画角に画像を調整します。
エフェクトコントロールパネルのモーションの位置とスケール各プロパティの数値を変更して丁度良い全景画角に調整します。
また数値変更の代わりに、位置プロパティはバウンディングボックス内をドラッグすれば移動できます。スケールプロパティはバウンディングボックスのコーナーハンドルをドラッグすれば拡大縮小で きます。
④全景画角のキーフレームを打ちます。
時間インジケーター(再生ヘッド)を3秒後に移動し、アニメーションのオン/オフ(ストップウォッチ)をクリックします。
すると、位置とスケール各プロパティのキーフレームが3秒後に打たれます。
⑤湖画角にパンとズームします。
時間インジケーター(再生ヘッド)を4秒後に移動し、位置とスケール各プロパティの数値を変更して丁度良い湖画角に調整します。
すると、位置とスケール各プロパティのキーフレームが4秒後に自動的に打たれます。
⑥7秒後のキーフレームを打ちます。
時間インジケーター(再生ヘッド)を7秒後に移動します。位置とスケール各プロパティの数値は変更なしのため、キーフレームは自動的に打たれませんので、キーフレームの追加/削除をクリックし ます。
すると、位置とスケール各プロパティのキーフレームが7秒後に打たれます。
⑦山と街並み画角にパンとズームします。
時間インジケーター(再生ヘッド)を8秒後に移動し、位置とスケール各プロパティの数値を変更して丁度良い山と街並み画角に調整します。
すると、位置とスケール各プロパティのキーフレームが8秒後に自動的に打たれます。
⑧あとは、クリップの長さを11秒にすれば完成です。
Premiere Elementsの場合はクリップを選択してから、適用エフェクトをクリックし、さらにキーフレームコントロールを表示/非表示をクリックすると、キーフレームガ打てるようになります。作成 方法はPremiere Proと同じです。
それから、キーフレームが自由に打てるようになると、また新しい世界が開けます。
では、うまくできますように!







